消費税の計算にも意外な落とし穴があります。例えば、大手コンビニで売られているメロンパンには、こんな値札が付いています。
このメロンパンの消費税をスプレッドシートで計算する場合、税込価格×8÷108 を計算してから、ROUNDDOWN関数 を使って小数点以下を切り捨てるのが普通だと思います。
C2セル:=ROUNDDOWN(B2*8/108) ⇒ 7
よって、税込価格100円の商品を3つ買った時の消費税額は 21円 になるはずです。
C2セル:=ROUNDDOWN(B2*8/108) ⇒ 7
C3セル:=ROUNDDOWN(B3*8/108) ⇒ 7
C4セル:=ROUNDDOWN(B4*8/108) ⇒ 7
C5セル:=SUM(C2:C4) ⇒ 21
しかし、実際にコンビニでもらったレシートには 22円 と表示されていました。不思議ですね。
なぜなら、消費税の計算方法には2通りありまして、一つは、個々の商品について計算した消費税額を積み上げる方法、もう一つは、商品の合計額に対して消費税計算を行う方法です。国税庁のホームページを読むと、商品の合計額に対して消費税計算を行う方法が基本であり、ある一定の条件下でのみ、個々に計算した消費税額を積み上げる方法を認めているようです。
つまり、国税庁が推している方法では、個々に計算した消費税額を表示すると混乱を招く可能性があるので、以下のような計算方法をおススメします。
C5セル:=ROUNDDOWN(B5*8/108)
ではでは。
0 件のコメント:
コメントを投稿